健康体の決め手は、体重よりも身体活動能力
肥満であっても、健康体の人はいくらでもいる。ただし、今のところ健康障害は見られないものの腹囲が大きく、放置しておくと将来生活習慣病などの合併症が予測される場合は、肥満症という歴(れっき)とした病気になる。これが、「ハイリスク肥満」と呼ばれるものである。
が、標準体重をさほど気にすることはない。身長が同じでも、体格や体型は百人百様。身長をもとに算出される標準体重は、ひとつの目安ぐらいに考えるといいだろう。
「標準体重より大切なのは、自分にとってのベスト体重を割り出すことです。10年ほど前にアメリカの『ニューズウィーク』誌が“体重なんか気にしない”という特集記事を組んだことがあるんです。それまでのアメリカでは、肥満者と喫煙者は管理能力に劣るといわれ、肥満は罪悪という時代でしたから、非常に話題になりました。そこには、太っていても健康という人が多く登場していました」
というのは、大野医師である。
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